シーガルフォー浄水システムの浄化媒体「ストラクチャード・マトリックス」

シーガルフォー浄水システムは、1960年代初頭、ローレンスリバモア研究所に委託された
国家事業「サンプリングプロジェクト」で研究開発された、粒子や分子を捕獲するなどの技術を基に開発されたものです。
そのテクノロジーを「飲料水」に応用したのがこの浄化媒体です。
不純物・有害なものを限りなく完璧に取り除き、その土地のミネラルはしっかり通水する。
それによって、水本来の美味しさをそのままに安全安心な浄水をふんだんに摂ることができるのです。

ストラクチャード・マトリックス

1マイクロフィルトレーション機能
精度の高い物理的関門(孔)で細菌・カビなどを除去

物理的関門の孔径サイズは、平均0.1マイクロメートル、最大でも0.4マイクロメートル。
細菌や寄生虫、サビやカビの原因粒子、放射性降下物などは、入り口で完全シャットアウトされます。
したがって、内部での細菌繁殖はありません。
[除去物質]細菌、寄生虫、サビ・カビ、匂いの原因粒子、放射性降下物など

2分子振分け吸着機能
有害な分子を選んで除去

水に溶け込んだトリハロメタンや農薬、PCB、塩素などの化学物質を分子レベルで分子吸着室にキャッチ。
一方で旨味や栄養分であるミネラルは通過させます。
それぞれ固有の質量と構造を持つ分子を高度な機能で振り分けるます。
[除去物質]トリハロメタン、農薬、PCB、塩素、有害化学物質など

3電気的引きつけ機能
荷電により吸着した有害な分子を固着

分子レベルでキャッチした化学物質を、荷電状態にある分子吸着室に。
プラスマイナスの電気的な引きつけにより、半永久的に固着させつづけます。
この電気的な引きつけは分子吸着室のみならず、水の通り道となるあらゆる場所で機能するのです。
[除去物質]極小粒子、ウイルス、コロイド状分子
この3段階の浄化力によって、原水を限りなく安全で美味しい天然水に戻すのがシーガルフォー浄水システムなのです。

浄水能力(JIS S 3201 試験結果)
除去対象物質総ろ過水量(リットル)除去率(%)
 X-1シリーズX-2シリーズ 
遊離残留塩素8,00016,00080
濁り8,00010,000*
総トリハロメタン3,8008,40080
 クロロホルム3,8008,40080
 ブロモジクロロメタン3,8008,40080
 ジブロモクロロメタン3,8008,40080
 ブロモホルム3,8008,40080
CAT(農薬)8,00016,00080
2-MIB(カビ臭)8,00016,00080
テトラクロロエチレン8,00016,00080
トリクロロエチレン8,00016,00080
※80%しか除去できないということではありません。
上記の「浄水能力」は家庭用品品質表示法に基づく表示であり、 現在どの浄水器メーカーも「除去能力が80%に下がった時点での 総ろ過水量」を表示することになっているため、このように記載しております。
X-1タイプの残留塩素に関して言えば、8,000リットル通水した時点で、 やっと除去率が80%まで下がる、とお考え下さい。
決して最初から80%しか除去されていないわけではありませんので、ご安心下さい。(8,000リットル通水時点での残留塩素除去率は、97.5%です)
*ろ過流量が50%に到達するまでの総ろ過流量を測定
※放射性物質の除去が確認されました。

安全性の更なる向上のために

安全性その1:ステンレス化
従来から採用されている304ステンレス本体ユニットに加えて、接続パーツや据置タイプのノズルを耐久性の高いステンレス製に変更。
ステンレス化

安全性その2:抗微生物素材
浄化水への外部からの細菌汚染に対して、ノズルの先端部やカートリッジと、本体の連結部分に使用するガスケットなどに採用しました。(青い樹脂)
抗微生物素材 抗微生物素材

安全性その3:耐高温接着剤
カートリッジのエンドキャップなどの接着には、高温のお湯が流れても接着がはがれない、米国食品医薬局認可の特殊接着剤を採用しました。

よくあるご質問1鉛除去はするの?

鉛は除去可能です。
ホームページ内試験結果にも記載の通り、フード・クオリティー・ラボ社(米)、 アナリティカル・コンサルティング・サービス社(米)、 ユナイテッドステイツ・テスティングカンパニー社(米)、 イスタンブール市保健事業管理局研究所(トルコ)、 アリストテル大学(ギリシャ)にて除去が確認されております。
家庭内水道配管として使用されている鉛管内の滞留水の化学物質を調べたところ、 水に溶けない鉛化合物(99.8%)と水に溶けているイオン化された鉛に分けられる(0.2%)ことが解りました(当社調べ)。
シーガルフォーは水に溶けない固形の鉛化合物は除去可能です。

しかしながら、わずかなイオン化された鉛は安定除去が困難でした。
JISに規定されている鉛はイオン化されている溶解性鉛の 除去試験法で評価されております。
実際の家庭用水道鉛管の滞留水はほとんど水に溶けない固形の鉛化合物であるにも係わらず、JIS試験方法は実態とは異なる溶解性鉛除去を対象としているために、当社では鉛除去についての品質表示をあえて行わないことにしました。

通常は水道水の中には鉛はほとんど含まれていないのが実態です。
鉛の除去を必要とするのは家庭内(敷地内)の 給水管に鉛管を使用されている住宅で、 築10年以上の住宅の一部といわれております。
現在はすでに住宅での鉛管使用は禁止されていますので、 基本的に新設住宅では鉛除去の必要性はないということになります。
鉛管が使用されているかどうかは所轄水道局へお問合せいただければ ご確認できると思われます。

よくあるご質問2カートリッジの材質は安心できるもの?

家庭用品品質表示法では、 ろ材の指定用語として「活性炭・織布・不織布・多孔質平膜・中空糸膜・逆浸透膜」の6項目の中から適合するものを選んで表示することとされています。
シーガルフォーのろ材(カートリッジ)に関しては、 FDA(米国食品医薬局)にて認可された材質を組み合わせて製造しておりますが、 製造元ゼネラルエコロジー社の方針により、その詳細は公開されておりません。

しかし材料の一部に吸着剤が使用されていることが確認されているため、指定ろ材用語の中で「活性炭」が適合すると判断し、そのような表示となっておりますが、カートリッジは独自に開発された浄化媒体「ストラクチャード・マトリックス」を使用しています。

よくあるご質問3各部・パーツの材質

シーガルフォーのカートリッジ素材は、FDA(米国食品医薬局)の認可を受けている材質を使用しておりますので、 安心してお使いいただくことができます。
主な部品の材質は以下の通りです。

本体ユニット最高級ステンレス
304シリーズ
(産業用は316シリーズ)
カウンター据置タイプ用
QDホース
ポリウレタン
カウンター据置タイプ
ノズル
抗微生物素材
(樹脂キャップ)
カートリッジ不織布
(外側の白い紙)
ポリプロピレン